『サヤ管ヘッダー工法』にも対応!

サヤ管ヘッダー工法とは、従来サビが発生する原因となっていた継手(鋼管等をネジ接合した部分)をヘッダーを使用することにより、継ぎ手を無くし各水栓まで、1本1本単独で架橋ポリエチレン管(以下「樹脂管」と称します。)で配管する工法(※図1)です。
内管に使用している樹脂管は、非常に耐久性が高く、長持ちすると言われています。鋼管のように金属をしていないため、表面のサビなどの発生の心配もなく、衛生面でも良い配管と言われています。

架橋ポリエチレン管
しかしながら…

集合住宅など大型施設においては、共用部はライニング鋼管のため、サビが発生しやすく、そこからサビを引っ張り、専有部の樹脂管に付着したり、近年の水質悪化により、地域によっては、非常に水アカ・湯アカが発生し易くなり、新しい物件でも赤水が出るといった問題も発生しています。(※例1)

では、どのように配管を洗浄するのか?

サヤ管ヘッダー工法を採用した現場では、従来のライニング工法のような配管内に砂等の物を入れて、物理的に汚れを削り落とす工法が出来ないため、JAB洗浄工法のような配管の洗浄が使用されます。一方、オゾン電上等は殺菌・薬品による強い洗浄効果をうたっておりますが、水道管内は塩素により、常に雑菌のいない状態であるため、必要がありません。
また、樹脂管自体はサビないため、サビコブの様な物を削り取る必要もなく、薬品で汚れを溶かして洗い流す必要もありません。

結果!
定期的に洗浄できるJAB洗浄工法が最適!

樹脂管は、耐久年数からいうと建物自体の大規模修繕期間まで十分持ちます。早い段階から手軽な工法で定期に洗浄することにより、中規模修繕を必要とせず、衛生的な配管を維持し、入居者に安全安心な飲料水を提供できると考えます。

給水管 給湯管※図1

専有部のメーターストレーナー

専有部のメーターストレーナー
※例1

サヤ管なのになぜ赤水が?

・共有部コア断手…ライニング鋼管
・専有部サヤ管…ヘッダー工法

赤水が出て、入居者からのクレームによって洗浄依頼を受けた物件です。

サヤ管なのなぜ赤水が?
洗浄中 洗浄後